Jリーグ開幕以来、40歳を超えても現役でプレーし続け、あらゆる日本人選手やファンに勇気と憧れと親しまれている「生けるレジェンド」こと三浦知良選手をコピーですがまとめてみました。
キングカズといえばドリブルで、強烈なサイドステップを踏むフェイント、シザーズ(またぎフェイント)等で相手を翻弄。ブラジル仕込みの卓越したテクニック、ディフェンスを置き去りにする一瞬のスピードを持っていた。
パス、トラップ、シュート等基本的なプレーもずば抜けているとは言えないが、平均して高いレベルで安定している。
基本的なプレーをおろそかにせず、守備をしっかりこなすなど、献身的なプレーも見せる。
全盛期はシザーズやフェイントを多用していたが、体の切れが無くなって不調に陥ったその後は、徐々にそういったプレーは少なくなり、純粋なストライカーにプレースタイルを変化させていき、ボールを引き出す動き、意表をついたシュートなどに活路を見出していった。
元々は身体能力に恵まれた選手ではなく、身体も極めて堅い。年齢の積み重ねとともにスピードは衰えてきているが、それでもボールを扱うテクニックはクラブ内で高いレベルを維持し、巧みな読みで勝負している。また、40歳を超えても高い持久力を維持している。」と書かれています。
幼少期には物心がつく頃からサッカーボールに触れ、親が離婚などの経験もしてきました。
高校時代には1学年の修了待たずして8ヶ月で退学し、サッカーの王国でもあるブラジルに単身で行きます。←この時点で行動力の素晴らしさが伺えます。
(*当時のカズは身長が低く、テクニックは持っていたものの他に一流と呼べるようなものはなく、あちらの指導者達はカズの「ブラジルでプロになる」という夢を無理だと思っていたとか。)
また中学3年生の時、進路指導の紙の志望高校を書く欄に「第一希望 ブラジル」と書いて、先生にものすごく怒られたエピソードがありました。この件については「当時既にブラジルに行く以外考えていなかったので、高校名を書くわけにはいかないと思ったから」と本人がTVで伝えています。
↑そりゃ怒られますよ。。。でもキングカズの「伝説の始まり」はここから始まったようですね。カッコいいです。
ブラジル編(Jリーグ開幕以前の話)
サントスではなかなか結果を出せずに2試合での出場に留まり移籍します。
パラナ州のマツバラでは躍動し南部三州リーグの優勝に貢献。
次にアラゴアス州クルベ・ジ・レガタス・ブラジル(CRB)に移籍し、ここでもレギュラーとして活躍、日本人で初めてブラジル全国選手権に出場する。
1988年サンパウロ州のキンゼ・デ・ジャウーへ移籍。同年3月19日、コリンチャンス戦で日本人としてリーグ戦初得点を記録し、格上の人気チーム相手に3-2で勝利するというジャイアントキリングを起こし、ブラジル全土の試合中継だった為、知名度も上げていきます。
再びサントスに戻り、レギュラーの確保及び活躍します。
4年前にレンタルされた時から「もう一度サントスでプレーして自分の力を証明したいと思っていた」カズは、誘いを掛けてきた他のチームの話もあったがそれを断っての移籍だったようです。カズさんらしいです。笑
欧州編
1994年にはイタリア・セリエAのジェノアFCに1年契約で期限付移籍し、アイジア人初のセリエAプレーヤーとなります。
ACミランとのセリエAデビュー戦において、フランコ・バレージとプレー中に激突し、鼻骨骨折と眼窩系神経を損傷してしまい、一ヶ月の故障離脱をしてしまいます。
雑誌でみましたがすごく痛そうでした。。。
日本代表編
Jリーグと共に代表戦でもチームを牽引するキングカズの存在はもの凄く大きいものだったんだと感じますね。
その中で一番インパクトがあったエピソードをご紹介します。
1998ワールドカップフランス本大会のためスイスでの直前合宿に臨んだ。
しかし、北澤さん、市川さんと共に、本大会出場メンバーの選考から漏れ苦渋の帰国となった(ニヨンの屈辱)。
この舞台を切望していたカズが落選した発表はマスコミで大きく報じられた。カズさんは帰国会見で「日本代表としての誇り、魂みたいなものは向こうに置いてきた」とコメントした。←カリスマは状況が良くなくてもカッコいいと思いました。シビれる名言です。
日本代表はW杯本戦を1次リーグ3戦全敗、僅か1得点という結果で終えたこともあって、岡田監督の采配や判断は議論を呼んだ。と書かれてます。
その後も代表戦に呼ばれることはあるものの、2000年6月のジャマイカ戦がサッカー日本代表での最後の出場となっています。
同年代での選手は今ではすでに引退しています。
その中でも、Jリーグ開幕以前から「サッカー人」として生きてきた歴史を「日本を背負う未来の選手たち」になにか一つでも多く、今もこれからも伝えていきたいという体現している選手だと感じました。
ワールドカップの「本大会」とは残念ながら縁が無かった選手ですが、ストイックな選手生活や波乱に富んだキャリアから、日本プロサッカー界の「パイオニア」的存在として名高いのも改めて理解させられました。
現在J2リーグでキングカズは横浜FCで活躍しています。
これからも最年長ゴール記録を引き伸ばしてほしいです。
一枚目 東日本大震災復興支援チャリティーマッチ。対日本代表にて
二枚目 分かりません。