命の循環。

2014年10月28日 19時02分 - 山崎聡子

すっかり秋らしく、街中で紅葉をちらほら見かけられるようになりましたね。
いかがお過ごしでしょうか。

この季節、道路を覆うケヤキの落ち葉の絨毯を
サクサクと踏み鳴らすのが秘かに楽しみです♪

最近の畑作業は、雑草の伸びもゆっくりになり、穏やかに作業できます。

私はなるべく作物の種取をするようにしています。

最近のスーパーに並んでいるお野菜は、いろいろ育てやすいように開発されています。
早く沢山収穫できて、同じ味になるように。

そういった作物は花が咲いて種ができても、
芽が出ない、あるいはまったく違う野菜が生えてきたりします。
そのように手が加えられた種をF1種といいます。(ざっくりな説明ですが)

スーパーで買って食べたスイカの種を蒔いても、スイカはできません。
そういうことです。

そして、昔からある種類、地元で親しまれているお野菜を、在来種とか固定種とか
そういった呼び方をします。

大根の花からなった種を蒔いたら大根が出てくる。

そういった当たり前のことが少なくなっているのが、日本の農業の現状のようです。

私は種取りができる固定種の野菜を育てているので、種取りをします。
去年育てた小松菜からできた種を、今年の秋の始めに蒔きました。
ちゃんと、小松菜が生えてきました!!

・・・当たり前のようですが、当たり前でない、なんだか奇跡のように感じて感動しました。

今は、オクラの種ができるのを、畑でじっくり育てています。
見た事のないようなサイズのオクラに最初は驚きでしたが。

来年、またこの種をまいて、命を繋いでいきたいです。

写真はもう一枚、人参の葉に揚羽蝶の幼虫。
なんとも均整のとれた、素晴らしい柄ですね。

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