すっかり秋らしく、街中で紅葉をちらほら見かけられるようになりましたね。
いかがお過ごしでしょうか。
この季節、道路を覆うケヤキの落ち葉の絨毯を
サクサクと踏み鳴らすのが秘かに楽しみです♪
最近の畑作業は、雑草の伸びもゆっくりになり、穏やかに作業できます。
私はなるべく作物の種取をするようにしています。
最近のスーパーに並んでいるお野菜は、いろいろ育てやすいように開発されています。
早く沢山収穫できて、同じ味になるように。
そういった作物は花が咲いて種ができても、
芽が出ない、あるいはまったく違う野菜が生えてきたりします。
そのように手が加えられた種をF1種といいます。(ざっくりな説明ですが)
スーパーで買って食べたスイカの種を蒔いても、スイカはできません。
そういうことです。
そして、昔からある種類、地元で親しまれているお野菜を、在来種とか固定種とか
そういった呼び方をします。
大根の花からなった種を蒔いたら大根が出てくる。
そういった当たり前のことが少なくなっているのが、日本の農業の現状のようです。
私は種取りができる固定種の野菜を育てているので、種取りをします。
去年育てた小松菜からできた種を、今年の秋の始めに蒔きました。
ちゃんと、小松菜が生えてきました!!
・・・当たり前のようですが、当たり前でない、なんだか奇跡のように感じて感動しました。
今は、オクラの種ができるのを、畑でじっくり育てています。
見た事のないようなサイズのオクラに最初は驚きでしたが。
来年、またこの種をまいて、命を繋いでいきたいです。
写真はもう一枚、人参の葉に揚羽蝶の幼虫。
なんとも均整のとれた、素晴らしい柄ですね。