泣けるほど嬉しいこと。

2014年12月06日 12時05分 - 山崎聡子

暦の上ではディッセンバー…
ではなく、神無月でございます。
(このネタはもう古いでしょうか…)

今日は満月。
出雲大社では、神在祭がピークを迎えることでしょう。

全国八百万の神々が一同に集まって開催する『神議り(かむはかり)』
神様たちの会議とでも申しましょうか。
そこで、全国の人々の『ご縁』をつないでいきます。

今年はどんなご縁がありましたか?

来年はどんな素晴らしいご縁があることでしょう。

きっと思いもよらない素敵なご縁があるかもしれませんよ!

さて。
先日とても嬉しいことがありました。

長い付き合いの友人と久々に会ったのですが、その友人は先日お母様を亡くされてしまいました。

私も少しお会いしたことがあるのですが、チャーミングで優しそうなお母様でした。

亡くなった後、通常葬儀屋さんで行うご遺体のお化粧や着替えを、
ご家族でされたそうなんです。

亡くなると、当然筋肉が働くなくなるので、口元は何もしないでいるとポカンと半開きになります。
そのために、しばらくは専用の布で留めておくのですが、
口はある程度閉まっても、無表情のようなお顔になります。

そこで友人は思いついたそうで。

「顔のリンパの流れにそって、撫でたらいいんじゃない?」

と、リンパの流れ、筋肉の流にそって撫でてみたそうなんです。

すると、ニッコリと微笑みのお顔になったそうです。

「これは、あなたが教えてくれたことなんだよ。
あなたのお陰で、母が笑顔で、みんなも笑顔で見送ることができたんだ。ありがとう」

と。
嬉しくて、涙が止まりませんでした。

私たちセラピストの知恵が、こんなところで役にたつなんて、思ってもみませんでした。

伝えることの責任も感じ、ますますお勉強していきたいと、心に残る出来事でございました。

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