ほっこりする話

2015年05月19日 14時44分 - 鈴木裕子

GW中に息子がお財布を落としました。

夕方6時頃に、慌てていたのでしょうか・・

お尻のポケットに入れて、立ちこぎをして

すぐ近くの友人の家に着いたら、お財布が

無かったそうです。

慌てて戻ったものの暗くなり出してきました。

携帯の灯りを使い、ゴミ捨て場や公園や、

通って無い道まで探すこと3時間。

で・・見つからず。

ようやく私に電話で告白。

「交番には行ったの?」

「まだ。」

テンパるとはこのことです。

交番で待ち合わせをしました。

お巡りさんと対面で書類を書く背中は

がっくりと落ち込んでます。

何を隠そう私も経験者。

社会人の頃で、お給料日後でした。

その時お巡りさんに言われた言葉が

「99%出てこないと思ってください」

世の中捨てたもんじゃないって誰が言ったんですかねぇ。

息子の所持金1500円。

それよりなにより定期~。スイカ~。

と、悲観に暮れていた所「一応近隣の交番に問い合わせてみますね。」

題からして想像出来ますね。

そうです。どなたかが届けて下さっていました。

「いい人だ~~~」

届け先の交番まですぐに行きました。

全くそのまんま。

「いい人だ~~~」

お巡りさんに「届けて下さった方にお礼が言いたいのですが、」

と言うと、意外な一言が帰ってきました。

「今は個人情報だから教えられないんですよ」

「え・・・」

せちがらい世の中になったもんです。

この場をお借りしてお礼が言いたいです。

戻ってきたお財布も嬉しいですが、

届けて下さった方の心根に感謝の気持ちでいっぱいです。

ありがとうございました。

あれ以来、我が家では財布はカバンに・・が掛詞になりつつあります。

しかし、長男の、「そんなの現金抜いて財布はポイっだよな」の一言。

いました。ここに。99%が。

お前は給料日後に落としてこい!!

お尻のポケットにお財布を入れるときは、気を付けましょう。というお話でした。

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